I A U免震システム (5)



   
 

IAU型免震システムは、高性能の免震システムでありながら、非常に幅広い適用性を持っています。
また、シンプルな機構のため、画期的な低価格を実現しました。
維持管理も容易で、メンテナンスフリーに近いシステムとなっています。



 
(この頁の目次)
幅広い適用性 (確認申請だけで建てられる範囲)
コストパフォーマンス
電源不要で全自動
耐久性能
維持管理が容易
各種点検
建物使用上の注意点

IAU免震システムの全目次

トピックス
 ☆ 大きな節目の年,耐震基準の引上げへ
 ☆ 地震発生確率驚異的上昇!
   政府「全国地震動予測地図」大改定
 ☆ 「免震の時代」の到来
 ☆ 「夢の技術」の実現
 ☆ 地震活動期に入った日本列島
 ☆ 地震活動期の建築基準法の耐震基準案
 ☆ 地震被害0事業でニューディール政策を







確認申請だけで建てられる建物の適用範囲は以下のとおりです。 → Q&A 「適用範囲」
 ・基礎免震:2階・3階などに免震層を設ける中間層(階)免震の建物を除きます。
 ・構造:法律上の制限はありません。木造、鉄骨等の構造種別に関しての制限はありません。 但し、免震支承の耐圧性能から鉄筋コンクリート造の建物には向いていませんが、低層の鉄筋コンクリート造、または床のみコンクリートの重鉄骨造の中層建物に関しては、建てられる限界がありますので、ご相談ください。
 ・高さ・階数:60m以下なら法律上の制限はありません。 但し、免震支承の耐圧性能から、構造種別ごとに階数の限界がありますので、ご相談ください。
 ・機能・用途:法律上の制限はありません。 住宅、アパート、店舗、オフィ−ス、倉庫、またそれらの併用建物でも可能です。
 ・面積:法律上の制限ありません。 何百、何千uでも可能です。
 ・建物形状:法律上の制限ありません。 多様なプランに対応できます。 → 多様な平面対応 / 多様な平面プラン集
IAU免震システムの最大の特長は、プランの自由度にダンパー一基の調整のみで対応できることです。 竣工後に大型の家具等を移動して荷重変化が生じても免震装置の調整を必要としません。
従来型の免震装置では、捩れ現象を防ぐために、重心と剛心を一致させるように建物ごとに免震装置の調整(バネ定数、粘性係数の調整)を必要としました。
IAU型免震装置では、原理的に捩れ現象を生じにくい機構に加え、捩れ防止装置を設けることによって、装置ごとの調整も必要ありません。 そのため、免震装置配置上の大変な計算(動的解析)も不要です。
 ・敷地:第三種地盤や液状化しやすい地盤を除き、法律上の制限ありません。 第三種地盤や液状化しやすい地盤でも国土交通省の認定が通れば建てられます。





これまでの積層ゴム型免震装置、他の滑り・転がり型免震装置は、非常に高額でした。
IAU型免震装置は、高性能でありながらシンプルな機構のため、従来の免震装置に比べて格段に低価格となっており、優れたコストパフォーマンスを実現しています。
積水化学工業より発売時の記者発表資料の中で、当社の免震装置は、「最も価格が安く、最も進んだ、最も高性能の装置」だと評価されています(セキスイハイムの「進・免震住宅」の高性能+低コストご参照)。
Q&A 「価格」




IAU型免震システムは電源等が全く不要で全自動です。特に風揺れ固定装置にその特長があらわれます。
風揺れ固定装置は、地震力をセンサーが感知し、建物と基礎との固定を自動的に解除して免震状態とし、地震後自動的に固定状態に戻すものです。
この固定装置の一連の動きは、地震の力のみを利用して行われ、電気等を全く使用しないため、電源設備等を一切必要としません。 → IAU型免震装置作動の機構





IAU型免震装置は、建物構造体と同等以上の材料を使用していますので、耐久性が非常に優れています。 所定の維持管理をしていただければ、寿命による装置交換は、まずありません。
○耐久性試験 1
IAU型免震のうち油圧装置である全方位対応型油圧ダンパーと風揺れ固定装置に関しましては、60年相当の高温劣化加速試験をして、60年相当後もその機能の劣化、部品の劣化の無いことを確認しています。 また、この2つの装置ともに油圧装置のピストン部が横置き式でなく縦置き式で、油が横に漏れない方式を採用して万一の油漏れさえも防いでいます。
○耐久性試験 2
実大実験を現在までに12回行っています。 これらの実大実験では、免震装置を最後まで交換せずに、阪神淡路大震災で最大加速度観測波(神戸海洋気象台観測波)クラスの地震波で数十波加振して実験を行っています( 2000年の実大実験7では100波以上)。 これらの実大実験から、IAU型免震装置は、阪神淡路大震災最大加速度クラスの地震に数十回遭遇しても、良好な免震性能が得られることが確認されています(実大実験 ご参照)。





IAU型免震装置は、支承、ダンパー、風揺れ固定装置ともほぼメンテナンスフリーに近い装置です。
転がり免震支承は受け皿2枚と鋼球(引抜き防止付転がり免震支承では引抜き防止部材も)からなる非常にシンプルな構造の装置で、故障の心配はありません。
全方位型油圧ダンパーと風揺れ固定装置も、重要な機構を全て油漬けにして、錆等による経年劣化を防ぎ、さらにピストン機構部を縦置き型にして、油漏れの心配も無くしました。
また全ての装置について、防錆塗装が施されております。





下表にIAU型免震装置を導入した場合に行う、各種点検の内訳を示します。
通常点検
定期点検
臨時点検
目的
異常の早期発見
異常の発見
耐久性の確認
免震部材等への影響の有無の確認
点検時期
半年に1回程度
竣工後1年・2年
・5年・10年
・以降10年毎※
※木製架台は、以降5年毎
地震(震度5強以上)
強風(基準風速以上)
火災※1
水害※1
通常点検での異常発見後※1
実施者
使用者
免震維持管理者
免震維持管理者




※2
上部建物
建物周辺
鋼製架台
木製架台
免震装置
基礎
設備配管
※1
使用者から連絡があり、点検が必要と判明した場合
※2
○:目視による点検
◎:目視の他、計測による点検を伴う




@
周囲の構造物その他の物件との水平距離を、応答変位(≒0.9×水平限界変形(支承寸法))に0.2mを加えた数値以上、通行の用に供する場合は、応答変位に0.8mを加えた数値以上とする必要があります。 具体的には、当社の住宅用免震装置(規格品)では、不特定の人が通行しない場所は 46cm、玄関等の不特定の人が通行する場所は 106cm、人の入らない場所においては 36cmです。
A
建物が移動する範囲に立ち入る場合は、十分に留意して下さい。
B
指定された箇所以外の1階床下に物を置かないで下さい。
C
上部建物と基礎をつなぐ等の改造は絶対にしないで下さい。
D
設備配管のフレキシブルジョイント部は地震時に動きますので、配管の固定方法を変更したり近くに物を置いたりしないで下さい。
E
建物を使用する方(建物所有者)は、異常を早期発見するため、半年に一回程度通常点検を実施して下さい。


 IAU型免震の適用性・経済性 Q&A
 多様な平面対応と施工実績





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